先週末、我が家に新しい家族ができました!推定年齢10-11ヶ月の雑種の犬(女の子)です。家族会議の結果名前は「オリーブ」に。このオリーブはいわゆる保護犬でした。保護犬、保護猫って?どんな犬や猫でしょう?
各都道府県が管理する動物愛護センターや動物愛護団体・動物病院には迷子の犬や猫の他に
※引っ越しするから
※夏休みで長期の旅行に行くから
※犬が思ったより大きくなって可愛くなくなったから
※言うことを聞かない
※医療費がかかるから
※予定外の出産で、たくさん子猫が産まれてしまったから
※老犬の介護は面倒
※飼い主が他界して面倒を見る人がいない
等々。さまざまな人間の勝手な事情で持ち込まれた犬や猫達。これが保護犬、保護猫と呼ばれています。特に動物愛護センターに収容された保護犬・猫達は次の新しい家族が見つかるか、保護団体さん等での引取りがないと一定の時間の経過の後、殺処分されてしまいます。動物愛護センターに年々収容される犬猫の頭数や殺処分数は減り続けているというデータがありますが、いまだ引き取り頭数の約80%、数にして15万頭以上(平成26年)の犬猫たちが殺処分されているのです。人間のエゴによって命を断たれる動物達。現在では社会の意識も高まり、保護犬・猫の問題に取組む自治体や愛護団体などの啓発活動や譲渡会、地域猫活動等々が保護犬・猫の減少に大きく貢献しております。昨年私も何度か視察に足をはこびましたが神奈川県では行政と民間ボランティアが上手に連携して3年連続殺処分ゼロを達成しています。また、国では平成25年には改正動物愛護管理法が施行され(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508b/full.p)「終生飼養」が明文化される等法律面でも人と動物の共生する社会を目指し前進が見られております。私自身長い間犬と暮らす生活をしていますが、殺処分をはじめ動物を通して小さな命を考えることは、「かわいそう」だけではどうにもならないことでもありますが、教育をはじめ社会において大変重要なことだと考えています。自由が丘FM「めぐろPAW」での啓発活動をはじめ今後も動物と人間の共生社会をめざし、自分にできることを1歩ずつ取組んでいきたいと考えております。